さて、ここからは地球温暖化により引き起こされる、といわれている、様々な恐怖のシナリオについて、みていきましょう。まずは、地球温暖化が進むにつれて、マラリアなどの熱帯病が北上し、日本でも患者が続発するのでは、といわれている、恐怖のシナリオからです。
マラリアは熱帯、亜熱帯地域の70ヶ国以上に分布しており、全世界で年間3〜5億人、累計で約8億人の患者、100〜150万人の死者があると報告されている病気です。つまり、熱帯〜亜熱帯の地域に分布しているということは、地球温暖化が進めば北上し、より広範囲にわたって病気を引き起こすのではないか、という予測がなされているわけです。
しかし、皆さん。実は、日本でも昔はマラリアがあったのをご存知ですか?歴史上の有名な人物も、その死亡時の体調の変化を残した記録、文書などから、マラリアで亡くなったのでは、といわれている人がいます。例えば平家物語で有名な平清盛もそうです。また、南ヨーロッパ、アメリカでもマラリアが存在していました。イギリスのような北の国でもマラリアが存在していたといわれています。これがどういったことを意味するかというと、マラリアの流行と温暖化は関係がない、ということです。それよりも、むしろ衛生環境のインフラがきちんと整備されているかどうか、ということに依存するといえるでしょう。実際、最もマラリアの影響がひどいといわれているのは、発展途上国が多いサハラ砂漠以南のアフリカ諸国であり、ここからも衛生インフラと密接な関係があることがわかります。
つまり、地球温暖化とマラリアなど熱帯の伝染病流行とは関係がなく、マスコミなどにより、必要以上に恐怖感をあおられることはない、ということです。
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